レイズの地元紙タンパベイ・タイムズ(電子版)は13日(日本時間14日)にレイズのメジャー40人枠から外れてウエーバーにかかっている筒香嘉智外野手(29)に関する検証記事を掲載した。「レイズは日本のホームランバッターがアメリカでは活躍できないことを知っていて、それを計算の上でギャンブルした。結局、筒香嘉智も駄目だった」と獲得は失敗だったと厳しく評価した。

 また、同電子版はポスティングシステムを利用してメジャーに挑戦した筒香とレイズが2年総額1200万ドル(約13億円)で契約を結んだ2019年12月のFA市場を振り返る形で「アスドルバル・カブレラ(現ダイヤモンドバックス)、コール・カルフーン(同)、コリー・ディカーソン(現マーリンズ)と契約した方が良かったかもしれない」と悔やんだ。

 一方、筒香との契約は「ゲームを変える可能性を秘めていたのだが、問題は、歴史がタンパベイ側に味方しなかったこと」と総括するとこう断じた。「(これまでに多くの)日本人投手がメジャーで成功し、イチローは将来の殿堂入りを果たすことになるが、(日本人の)中軸で結果を出した打者のリストは松井秀喜から始まって、松井秀喜で終わってしまう」

 筒香は2年間で77試合に出場し、272打席(235打数)で8本塁打、29打点、打率1割8分7厘と結果を残せなかった。とりわけ速いストレートへ最後まで適応できなかった。侍ジャパンの4番を務めた筒香の不振は今後、メジャー挑戦を目指す日本人野手、特に長距離打者タイプの評価や契約に影響することになりそうだ。

 ところで、レイズが11日(同12日)に筒香に事実上の戦力外通告したのは、右ヒザを手術した崔志万内野手(29)の復帰が間近に迫ったことが関連していると報じられていた。しかし、崔志万は右ヒザの状態が悪化したのか13日もメジャーに復帰していない。

 7日間のウエーバー期間を経て、筒香はFAとして他球団移籍か、マイナー降格を選ぶことになる。傘下3Aダーラムに朗報が届く可能性もありそうだが…。