【スペイン・ヘタフェ16日(日本時間17日)発】スペイン1部リーグ第37節、ヘタフェのMF久保建英(19)がホームのレバンテ戦で途中出場し、後半終了間際に豪快なミドルシュートで今季初ゴールを奪った。これが決勝弾となり、試合は2―1で勝利。チームは1試合を残し、1部残留を決めた。

 期待されながら結果が出なかった「背番号5」が最後の最後で英雄になった。ベンチから戦況を見守った久保は1―1で迎えた後半30分から出場。積極的に前線からプレッシャーをかけると、39分に歓喜の瞬間が訪れた。

 相手GKの不用意なパスを左のバイタルエリアでカットした久保はそのままドリブルで突進。DFミラモンとの1対1を巧みなステップと細かいタッチで交わし、ペナルティーエリアの外から左足を豪快に振り抜くとボールは一直線にゴール左上に突き刺さった。

 雄たけびを上げながらスライディングでゴールの喜びを表すと、ユニホームを脱いで背番号5を指差すパフォーマンス。非紳士的行為で直後にイエローカードをもらったが、ゴールの価値を考えるとこれは許容されていい。ホセ・ボルダラス監督の起用に大事な場面で応える形となった。

 今季はシーズン初めからビリャレアルに加入したものの、徐々に出場機会が減って1月にヘタフェに移籍。それでも結果が出ず、ベンチを温める日が続いていた。チームもなかなか勝ち点を積み上げられず、気がつくと残留争い。この日も前半13分に先制点を奪いながら、30分に追いつかれる苦しい苦しい展開。そんな状況だっただけに、起死回生の一撃は大きな意味をもたらすものとなった。