移籍か、それともマイナーからの再出発か。レンジャーズは19日(日本時間20日)、有原航平投手(29)をメジャー出場の前提となる40人枠から外したと発表した。今季が2年契約の1年目だった右腕は事実上の〝戦力外〟となり、難しい立場に追いやられることになった。

 同日のホワイトソックス戦終了後、オンライン会見に応じたクリス・ヤングGMによれば、ブルペンが手薄になっていることから、その枠を空けるための「やむを得ない措置」という。今後はトレード、もしくはウエーバー公示にかけられて他球団へ移籍するか、マイナーへ降格する可能性もある。それでも同GMは「彼の力をまだ信じている。ウエーバーを通過して球団に残れば、来年のキャンプで枠を争ってもらう」と強調。願わくばDFA(メジャー出場前提となる40人枠から外す措置)から再びロースター入りを目指してほしいとエールを送り、復活への期待を込めた。

 昨オフに日本ハムからポスティングシステムでレンジャーズに移籍した有原は先発ローテーションの一角として期待されたものの、5月下旬に右肩の動脈瘤手術を受け、長期戦線離脱。9月1日の本拠地ロッキーズ戦で復帰するまで約4か月を要していた。今季は10試合に先発し、2勝4敗、防御率6・64。当初は22日(同23日)の敵地ヤンキース戦に登板する予定だった。
 
 ただ、今後の有原の去就は不透明だ。米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は同日掲載の記事で、ここまでの右腕に関して「怪我の問題やサンプル数の少なさを考えると、彼のMLBでの初陣を評価するのは難しい。奪三振率は13・5%にとどまっているが、日本でも奪三振の多い投手ではなかった。四球率も7・33%とNPBでの数字に近いものだった」と寸評している。

 その上で同サイトは「仮に有原が他の球団とマイナー契約を結んだ場合、新しい球団は有原に最低年俸の比例配分の分を支払うだけで、残りの金額はテキサスが負担することになる。ウエーバーを通過してレンジャーズのファームシステムに移籍する可能性もあるが、今日の決定によってレンジャーズでの生活が終わる可能性も十分にある。有原は昨年の冬、パドレスやレッドソックスなどから注目されていた。テキサスが費用を負担することを考えると、サンディエゴやボストンが有原をマイナー契約で獲得しても不思議ではない」と、さまざまな流れも大胆に予想した。

 いずれにせよ、有原はターニングポイントに立たされたと言えそうだ。