【新日G1】ケニー&飯伏負けた! BC介入のエジキに

 注目の2人が揃って失速した。新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」(8日、神奈川・横浜文化体育館)のBブロック公式戦で、ⅠWGPヘビー級王者ケニー・オメガ(34)が2連敗を喫した。またケニーと最終公式戦(11日、東京・日本武道館)で激突する飯伏幸太(36)も3敗目。6年ぶりの一騎打ちを控える「ゴールデン☆ラヴァーズ」が足踏みし、優勝争いが混沌としてきた。

 Bブロック突破争いに残ったケニー、飯伏、そして内藤哲也(36)のうち、横浜大会で最初に登場したのが飯伏だった。ところがタマ・トンガとの公式戦ではバレットクラブ(BC)オリジナルの介入に苦しめられた。最後はウラカンラナにカウンターのガンスタンを合わせられて沈んだ。

 続く試合ではケニーまでもが狼藉集団の餌食になった。矢野通(40)との公式戦でレフェリーが半失神状態になると、無関係のBCオリジナルが乱入。ガンスタンを浴びて伸びたままのケニーに、同じくKOされて無意識状態の矢野の体が乗せられる。ここで蘇生したレフェリーが3カウントを認めてしまった。

 無傷の開幕6連勝で独走していたIWGP王者が、痛恨の2敗目。加えて不安要素もある。G1開幕前の7月7日サンフランシスコ大会でケガを負っていたのだ。ケニーは「右のカカト(の骨)にヒビが入ってしまった。日常生活ではカカトをつけないように歩いているけど、試合だとそうもいかない。少しだけスピードが落ちて、少しだけ飛び技の高さが落ちている」と明かした。

「ケガは言い訳にならない」とするが、終盤戦での急失速に影響している可能性はゼロとは言い切れない。しかもこの敗戦により、ブロック突破には最終戦の勝利が絶対条件となった。

「飯伏にはケガを隠していない。だからそこを狙おうが狙うまいが、彼の作戦次第だ。もちろん得意な技も全部知っている。今回はお互いに頭を使わないといけない。俺は彼と友達でパートナーだから、自分の好きなスタイルで勝ちたい。それをしないと2度目の優勝も意味がない」

 下馬評通りブロック突破をかけた天王山となる飯伏戦に悲壮な覚悟を見せた。「30分で勝つ作戦はあるけど…それで試合が危なくなるかもしれないな。飯伏は生きていれば試合を続ける。だから潰すしかない」。数奇な運命に導かれ、6年前と同じ場所で実現する盟友対決。真夏の祭典は、いよいよクライマックスに突入する。


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