【アンタレスS・後記】グレイトパール ダート6連勝を支えた厩舎の結束力

【アンタレスS・後記】グレイトパール ダート6連勝を支えた厩舎の結束力

 GIIIアンタレスS(15日=阪神ダート1800メートル)は11か月ぶりのブランクにもかかわらず、1番人気に推されたグレイトパール(牡5・中内田)が息の長い末脚で2つ目の重賞タイトルを手にした。これでダート路線に参戦してから無傷の6連勝。この快進撃を支えてきたものは、そして今後はどこまで連勝記録が伸びるのか――。

 皐月賞の最右翼だったダノンプレミアムは無念の回避(挫石)となったが、近年めきめきと頭角を現してきた中内田厩舎の厩舎力が、皐月賞10分前のダート重賞で存分に発揮された。

「前半は上手じゃない」と川田が言うようにスタートこそ出たものの流れに乗り切れず、1コーナーでは後方に。3角手前からポジションを押し上げ、そこからは促しながらの競馬となったが、グレイトパールは鞍上の叱咤に応えて最後まで加速を続けた。粘り込みを図るミツバをラスト100メートルで捕らえると、1馬身1/4差をつけてダートで無傷の6連勝を決めた。

「11か月ぶりでしたからね。とにかく無事に。今日は無事で内容も伴ってくれたのが何よりです」と川田。何度も「無事」という言葉を繰り返したように、馬自身にはこれまで体質の弱さがつきまとってきた。昨年の平安S勝利の後に右第1指骨の剥離骨折が判明。年末に帰厩したものの、体調が整わずに再放牧。しかし、今回の勝利を見れば、この時にひと息入れた決断は正しかった。

 長期休み明け、しかも重賞を500キロを優に超す巨漢馬が克服した事実は大きい。一般的に大型馬というのは仕上げるのが難しい。しかも、体質の弱い馬だ。舞台裏では相当な苦労があったに違いない。中内田調教師も「ここまで簡単ではなかった。みんなの努力が実ってくれた」と振り返る。厩舎スタッフの結束が勝利につながったのだ。

「休み明けでもしっかり走ってくれたし、速い時計にも対応してくれました。今後は厩舎で様子を見て決めます。賞金を持っていないので、使っていかないといけないですから」と同師。素質の高さはいまさら言うまでもない。あとはキーワードでもある“無事に”キャリアを積んでいけば、連勝を伸ばすどころかGI制覇さえ現実のものとなるだろう。

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