阪神 上本の“玉突き”FA流出を心配

 阪神がFA権行使かどうかに揺れる上本博紀内野手(32)の動向にヤキモキしている。

 依然、熟考中の上本は8日、鳴尾浜球場で練習。自身FAについては「何もありません…」とだけ話した。三拍子揃った実力を高く評価する球団側も「残ってほしい選手だというのは終始一貫変わっていない。来季もうちで頑張ってほしい」(島村副本部長)と複数年契約を提示するなど全力で慰留。矢野燿大監督(49)も直接残留を要請するほどの重要戦力だ。

 そんななか球団が注目しているのが先日FA権行使を表明した西武・浅村栄斗内野手(27)をめぐる他球団の動き。といっても阪神が浅村獲りを決断したわけではない。上本がFA宣言をした場合に「同じ二塁手の浅村がどうなるかによって上本にも影響してくる。浅村を早々に諦めた球団が上本にシフトしてくるかもしれない」(チーム関係者)。浅村のFA交渉の進捗状況次第で上本獲りを画策するライバルチームが現れ“玉突き流出”とならないかを心配しているのだ。

 昨年は大和内野手(31)がFAでDeNAにFA移籍。守備の名手を失ったチームは今季苦しんだだけに2年連続でセンターラインを担う選手の流出となれば一大事となる。

 上本本人が関東志向という情報もあり予断は許さない状況でもある。オリックス・西勇輝投手(27)の獲得に乗り出す阪神だが、野手のキーマンである上本を残留させることはできるのか。


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