ソフトバンク千賀メジャー発言の真意

ソフトバンク千賀メジャー発言の真意

 大風呂敷を広げたのにはわけがあったようだ。ソフトバンク・千賀滉大投手(24)が、昨年末の契約更改交渉の席で球団にポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を直訴した“真意”を明かした。

 昨季は2年連続2桁勝利となる13勝(4敗)を挙げ、勝率第1位のタイトルを獲得。シーズン前にはWBCにも出場し、通称「お化けフォーク」を武器に世界の強打者から11イニングで16三振を奪って日本勢として唯一の大会優秀選手に選出され、メジャーから熱視線を浴びる存在となった。

 千賀は国際舞台で「破壊力、パワーに圧倒された。大谷よりも飛ばす選手が何人もいた」と衝撃を受けつつ「メジャーでやってみたいという気持ちが芽生えたのは確か」と心を突き動かされた。国内他球団への移籍に興味はないが「米国となると話は別。年齢の問題もある。すぐに行かせてくださいとか、行くために話し合いをするというのではなく、僕の気持ちを知ってもらいたかったというのが一番。だから、ちゃんとそういう話をする場を設けてほしいと球団にお願いした」。

 ソフトバンクは球団方針としてポスティング移籍を認めておらず、交渉の内容は伏せておくこともできた。それをあえて公にしたのは「自分の気持ちを外に向けて言うことで、自分にプレッシャーをかけたかった。そういうことを言えるだけの選手であり続けないといけない」と自らを奮起させる狙いもあったからだという。

 日本代表としての活躍もあり「東京とかでも普通に声を掛けられるようになった」。
 一方で「本当はスポットライトを浴びるのは好きじゃない」と話す控えめな右腕は、自分を追い込みながらさらなる高みを目指す。

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