【Vリーグ】ジェイテクトの新星・西田「優勝、五輪、家を建てたい」の3大野望

 26日開幕のバレーボール新リーグ「Vリーグ」男子1部で、愛知県刈谷市の「ジェイテクトSTINGS」が注目を集めている。5月に日本代表で鮮烈デビューを飾り、先月の世界選手権でも活躍した18歳の西田有志がいるからだ。この西田と、チーム主将で同じく日本代表の浅野博亮(28)の2人に、今季目標や2020年東京五輪への課題を聞いた。

 ――高橋慎治監督による新体制となりますが、今季の特徴は

 浅野:最も点数を取るポジションにいる西田選手が全日本を経験したことですね。精神的支柱となってチームを引っ張ってくれるのではという期待があります。

 西田:全日本の経験は大きな財産です。ラリーの中での相手の行動が良く見えるようになって、気づいたことを言えるようになった。チームはポテンシャル的にすごいものを秘めているので、かみ合えば成績も自然と上がる。そのためにも、自分からもしっかり発信することが大切だと思います。

 ――新Vリーグでの目標は

 浅野:初代王者です。もちろんそんな甘くはないので、一戦一戦、1セット、1点を取っていくことが大切です。

 ――鍵となるのは

 浅野:団結力。全日本経験者しか基本的にレギュラーにいない他チームに比べて、ジェイテクトは全日本経験者がそれほどいない。でも昔から、チーム力というのを持ち味にしてここまで上がってきている。今季のメンバーでその力を発揮できたら、他のチームに全日本経験者がどれだけ多くても、圧倒的な強さを発揮することができるんじゃないでしょうか。

 ――頼もしい!

 浅野:すべては西田が入ってきてくれたおかげなんで(笑い)。西田が日本のエースになってきてくれているので、それを生かしきれれば勝てる自身がありますね。

 ――西田選手は相当…

 西田:浅野さんからプレッシャーをかけられてます(笑い)。でも言われている分引き締まりますから、いい方向に向いていると捉えています。

 ――主将から見てこの1年の西田選手の成長ぶりは

 浅野:高校生のときのような粗削りなプレーじゃなくなりましたし、メンタル的に大分成長している。礼儀正しくもなりましたし。

(西田爆笑)

 ――注目してほしい点は

 浅野:自分のファンはこの身長(178センチ)でジャンプして打ってるというところに注目していると思うんですけど、キャプテンになったのでコート上の声のかけ方は意識していきたい。

 ――背の低いお子さんから注目されている

 浅野:背が低いお子さんが(僕を見て)バレーをやり始めたという手紙は何回かもらいました。身長を気にしてバレーをやめた子がまた始めてくれたというのはうれしいですね。

 ――西田さんは

 西田:自分のポジション(オポジット)は海外でもエースポジションなので、(186センチと)低いのにこれだけ点数とってくれると心強いという声は多く頂いている。本当に良く見てくださっているなと思う。

 ――西田選手の跳躍力の秘密は

 西田:なんでですかね。両親がバスケ経験者だから遺伝子ではないですけど、お父さんもよく跳んでいたらしいです。小学校、中学校、高校と勝つには自分ひとりで拾って打って、という状態が続いていて、そこで多くジャンプしていたというのもあります。もちろんトレーニングもしっかりやっています。あと強いチームを下のチームが倒すのが好きなんです。(漫画の)スラムダンクとか好きですね(笑い)。

 ――日本代表についてうかがいます。自分の役割と東京五輪への課題を

 浅野:個人としてはレセプション(サーブレシーブ)を任されることが多い。そこでしっかりチームの流れを持ってきて勝負どころで返すというのが自分の仕事。西田らオポジットの選手に気持ちよく打たせる役目をしっかりやっていきたい。代表はレセプションで崩されて負けた。またブロックも機能しなかった。そこの個人の能力を上げていかないと、強豪には勝てないと思っている。海外はビックサーバーが多くエースを取られて崩れていってしまうという流れが多い。そこを耐えて、上げて決めてもらえるというところまでいければ。

 ――東京五輪では浅野選手は30歳になる

 浅野:本当にラストチャンス。同じポジションで若くていい選手が出てきてますし、出られるか出られないかは紙一重だと思うんですけど、そこはあまり気にせずに。自分のバレー人生もあと少しなので、一年一年、その時を楽しんでアピールしていこうかなと思っています。

 ――西田選手は五輪では中心になる

 西田:世界大会でやってたプレーというのを基準に、全体的に底上げをしていきたい。自分はミスも多かった。そこを少なくしていかないと世界と渡り合うのは厳しい。世界選手権の成績(1次リーグ敗退)は正直だめな結果だと思うんですけど、逆に欠点というのが明確に見えた。

 ――ジェイテクトは実業団チームとしては非常に珍しく、皆さん会社で業務を行っている

 浅野:自分は今人事部の採用グループに所属しているので、HP作成や採用のときに使うパンフレットなどを作成している。昨年は会社説明会や企業用セミナーにいって説明を行いました。

 西田:(スポーツ推進室配属が決定も)自分は全日本から帰ってきたばかりなので、これからです。まだ何にもしてない(笑い)。

 ――西田選手は18歳なのに家も建てたいとか

 西田:今、貯金にはまっているんです。小銭は全部(貯金箱)に入れます。わざと小銭に崩して500円玉とか全部入れます。目に見えてたまっていくので、面白いですね。

 ――一括で建てるのはまだ先のようですね

 西田 はい(笑い)。

☆あさの・ひろあき=1990年10月6日生まれ。長野県出身。チーム主将。178センチながら2015年にウイングスパイカーで代表初選出。守備力にも優れ、17年はリベロとして選ばれている。

☆にしだ・ゆうじ=2000年1月30日生まれ。三重県出身。186センチ。オポジット(スーパーエース)。今年1月、高校生Vリーガーとして望んだデビュー戦でスパイク決定率70%をマーク。

☆ジェイテクトSTINGS=1958年創部。13年Vプレミアリーグ昇格。STINGSは「鋭い針を相手に刺す」という意味。昇格後最高順位は16―17年の3位。昨季は5位。


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