【ボクシング】世界初挑戦の井上岳志 殴り合いに目覚めた中3の春

“トイレ・バトル”で目覚めたボクサーが世界に初挑戦だ。ボクシングのWBO世界スーパーウエルター級3位の井上岳志(29=ワールドスポーツ)が来年1月26日に米国で同級王者ハイメ・ムンギア(22=メキシコ)に挑むと5日、所属ジムが発表した。開催地はテキサス州ヒューストンが有力という。

 IBF同級1位の選手と8月に対戦が予定されていたが、合計3度もキャンセルされたためにWBOに方針転換。そんな井上がボクシングを始めるきっかけは中3の春だった。転校してきた同級生に「お前、ガタイいいから勝負しろと、トイレに呼び出されて『顔面なしの殴り合い』を挑まれたんです」(井上)

「顔面なし」は進路指導などを控えた時期に配慮したもの。休み時間終了のチャイムが鳴ったことで決着はつかずに終わったが「殴り合うことの楽しさを覚えてしまって」(井上)サッカーから転向することを決意。強豪の東京・駿台学園高でボクシングを本格的に始め、法大時代には全日本準Vの戦績がある。

 王者のムンギアは31戦全勝(26KO)の戦績を誇るが「強い相手に勝って認めてもらうのが本当の世界王者だと思っています」との心構え。過去にはマニー・パッキャオ(39=フィリピン)やフロイド・メイウェザー(41=米国)が主戦場にした階級だが「パッキャオやメイウェザー以上の化け物はいないでしょうから」と肝に銘じて決戦に備える。


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