きょう5日は二十四節気の「立夏」。高気圧に覆われた県内は4日、全域で好天に恵まれ各地で夏を思わせる日差しが降り注いだ。青森地方気象台によると、各地の最高気温は、三戸26.4度、弘前26.1度、黒石25.6度など3地点で夏日となった。

 行楽日和となった同日、横浜町の大豆田(まめだ)地区では菜の花の「黄色いじゅうたん」が見ごろを迎え、多くの見物客でにぎわった。最高気温は20度に達しなかったものの、日差しがまぶしく、同地区に設けられた約6500平方メートルの「菜の花大迷路」は一面輝いて見えた。来場者はゆっくり花畑の中を歩き回っては記念撮影をしたり、展望台から見える海までの眺めを楽しんだりした。

 八戸市から5人の子どもらと来ていた市澤麻衣さん(34)は「久しぶりに来てちょうど見ごろを楽しめた。花の匂いがいい」と話し、半袖姿で元気に走り回っていた三女の優和(まお)ちゃん(6)は「お花がかわいかった」と笑顔だった。

 同気象台によると、5日の県内は引き続き高気圧に覆われるため気温が上がる見込み。主な地点の予想最高気温は、弘前29度、青森26度、八戸、むつ、深浦23度。