青森県八戸市の八戸駅西地区で整備が進んでいた東北最大級の「バウンシートランポリンパーク」が完成し5日、グランドオープンした。事業を手がけた同市の建設業「北辰工業」(田島理成=としなり=社長)などの関係者が開業を祝い、待ちわびた多くの市民らでにぎわった。

 オープニングセレモニーは、三条中学校吹奏楽部の演奏と、埼玉県越谷市を拠点にするウォールトランポリンチーム「EIN」の華麗なパフォーマンスでスタート。田島社長が「つくりたかったのは、東北最大級にわくわくするまちの未来。市民がわくわくする気持ちを支えていきたい」とあいさつした。来賓の熊谷雄一八戸市長、大島理森元衆院議長が祝辞を述べ、出席者がテープカット。午後からの一般開放は予約者で埋まり、来場者が施設のアトラクションを楽しんだ。

 十和田市から訪れた北里大学獣医学部5年の田中那奈子さん(22)は「(1回の利用時間)1時間の運動は大人には体力的にハード」と息を切らし、「お薦めできる楽しい観光スポットだと思う」と話した。

 トランポリンパークは、同社が整備するスポーツ複合商業施設「エルロン・ウェスト・ビレッジ」の核となる施設。バスケットゴールにダンクシュートする「スラムダンク」など9種類のアトラクションを室内に設けている。ビレッジには三つのテナントも整備され、順次開業。揚げタコスなどを販売する飲食店がオープンした。

 施設利用は6歳以上。料金は1時間利用で、平日6歳以上500円〜大人1300円。土日祝日は800円〜1600円。滑り止めの付いた専用ソックスの購入が必要。営業時間は正午〜午後8時(土日祝日午前9時〜午後8時)。木曜定休。問い合わせはバウンシートランポリンパーク(電話0178-20-7747)へ。