青森県高校かるた選手権が18、19の両日、五所川原市中央公民館で行われ、五所川原高校が団体戦で12年連続12回目の優勝を飾った。上級者による個人戦A級は同校3年の秋田谷真惟子(まいこ)さんが昨年に続き制した。

 大会は26回目。団体戦には4校から4チーム、個人戦には5校から47人が出場した。選手たちは百人一首の上の句が読み上げられると、目の前にある札を素早く払って取るなど、白熱の戦いを繰り広げた。

 団体優勝の五所川原高校は、7月20、21日に大津市で開かれる「小倉百人一首競技かるた全国高校選手権大会」に出場する。個人戦A級の上位8人は、7月31日〜8月2日に岐阜県山県市で開かれる全国高校総合文化祭の青森県代表となる。

 五所川原高校の主将でもある秋田谷さんは「みんなで諦めず、最後まで五高らしい団体戦をできたので良かった。目標は日本一。(全国大会)本番では自分たちの力を出し切りたい」と抱負。同校競技かるた部の成田茄奈(なな)部長(3年)は「ハラハラする場面もあったが、(12連覇できて)安心した。全国大会に行くメンバーは全力で楽しんできてほしい」と笑顔で語った。

 ほかの上位成績は次の通り。

 ▽団体
 (2)木造(3)八工大二、青森中央

 ▽個人A級
 (2)福士結唯(五所川原3)(3)太田奈那(同3)(4)小山内光莉(同3)(5)高橋杏(同3)(6)木村逞人(同3)(7)白川瑠華(同3)新岡慶士(同2)

 ▽同B級
 (1)杉山結南(青森1)(2)中村聖奈(五所川原1)(3)山田果英(同1)(4)種市桜(同1)