環境省などは19日、奥入瀬渓流(青森県十和田市)の自然環境を保全・活用しながら観光振興などに取り組むため、奥入瀬渓流エコツーリズムプロジェクト実行委員会が作成した「奥入瀬渓流エコツーリズム推進全体構想」を認定した。構想の認定は全国27カ所目で、東北では初めて。

 認定により▽国が認定地域を全国的にPR▽エコツアーなどの事業者がツアー参加者を対象に行う輸送で、道路運送法上の取り扱いを緩和−することなどが可能になる。

 同日、県と奥入瀬十和田利活用協議会、同実行委員会が市の地域交流センター「とわふる」で開いた「奥入瀬アカデミー」の冒頭で、構想の認定書授与式が行われた。滝沢求環境副大臣が「環境省として、奥入瀬渓流のエコツーリズムの取り組みを広く情報発信していきたい」とあいさつした後、小山田久十和田市長に認定書を手渡した。

 式後の取材に小山田市長は「認定は大変励みになる。自然を守りながら観光との両立を進め、奥入瀬渓流の素晴らしさを多くの方に知ってもらい、残していきたい」と話した。

 同アカデミーは識者から奥入瀬の魅力と価値を学ぶ講座。1回目のこの日は、NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会の河井大輔理事と国立研究開発法人森林研究・整備機構の中静透理事長が講演し、市民ら約70人が聞き入った。