プロバスケットボールBリーグが新たなシーズン(2024〜25)に移行した1日、B2東地区青森ワッツの新体制が始動した。続投した大島ヘッドコーチ(HC)のもと、選手たちが練習に汗を流し、同地区優勝、そしてプレーオフ優勝の完全制覇に向けて決意を新たにした。

 今季のワッツは、昨季B2アシスト王のPG池田のほか、SFホールら4人が残留。アシスタントコーチ兼任で復帰したSG下山(五所川原市出身)ら日本人選手6人(練習生からの選手契約含む)、復帰組のPFヒサタケら外国籍選手2人が新たに加わった。昨季後半に就任した大島HCは、今季が本格的に采配を振るう最初のシーズンとなる。

 新体制初日は日本人選手たちが、この日オープンした新拠点のカクヒログループスーパーアリーナ(青森市総合体育館)で全体練習を行い、駆けつけたブースターを前にシュート対決などのデモンストレーションを披露した。

 大島HCは「戦略プランは大筋で決まっている。昨季は攻撃の強さが目立った半面、守備のマイナスも大きかった。対戦相手も重要だが、まずは自分たちのバスケットを構築したい」。B3東京八王子から加入したSF小室は「ワッツのブースターはとても温かい人たちばかり。自分は泥くさいプレーでチームに貢献したい」と意気込みを語った。