芝、ダートで計6勝を挙げた個性派リフレイム(牝5=父アメリカンファラオ・黒岩)が競走馬登録を抹消したことが30日、JRAから発表された。

 リフレイムは腰萎(頚部での脊髄の病変によって起こる神経性の疾患)が原因で現役を引退。一時は神経系の伝達がうまくいかなくなり、パニック状態となるなど心配されていたが、関係者の懸命な努力により危機を脱し、27日に北海道へと向かった。

 馬主の山口裕介氏が代表を務める山口ステーブルの公式SNSによれば、獣医師の瀬瀬賢氏が代表を務めるエクワインレーシングにリフレイムを預託し、回復を待っている。

 山口ステーブルの公式SNSではリフレイムの順調な回復ぶりを報告。穏やかな表情でニンジンをもぐもぐするショットも公開された。同馬の引退に関してはファンの激励の声も多く届いており、公式SNSでは「重賞も勝っていないただのオープン馬がここまでみなさんに応援していただける」「SNSの毒気というかそんな面ばかり目にしてますが、SNSにはこんな面もあるんだなぁと」と恐縮の汗を意味する絵文字付きで感謝のツイート。

 ネット上では「リフレイムの穏やかな顔が見れてうれしいです!」との声が並んでいる。

著者:東スポ競馬編集部