4日、小倉1Rの3歳未勝利戦(ダート1700メートル)で1番人気のスマートアイ(牝・寺島)が勝ち、鞍上の武豊(53=栗東・フリー)は、史上初となるJRA通算4400勝を達成した。
1月21日の中京8Rのタイミングナウでリーチをかけてから、開催3日間勝ち鞍なしで周囲をやきもきさせたが、4日の朝一番のレースですんなりハナを奪うと、直線は、この日が小倉ラスト騎乗だった福永のショウナンアキドンとのマッチレース。迫るライバルをなんとかしのいでの記録達成だった。
今年1月8日のGⅢシンザン記念・ライトクオンタムでデビューから37年連続JRA重賞V&JRA重賞350勝を決めた生きる伝説に新たな前人未到の記録が加わった。
中央競馬通算勝利数で武豊に次ぐ第2位は岡部幸雄元騎手で、これが2943勝。実に1457勝もの大差をつけているというから、いかに武豊がズぬけた勝ち鞍を挙げてきたかが分かる。
◆中央競馬通算勝利数トップ5
1位=武豊(4400勝)
2位=※岡部幸雄(2943勝)
3位=横山典弘(2905勝)
4位=福永祐一(2630勝)
5位=※蛯名正義(2541勝)
注=4日小倉1R終了時点。※はすでに引退した騎手
著者:東スポ競馬編集部