第90回日本ダービー(28日=東京芝2400メートル)で、17着でゴール入線後に倒れ、馬運車で運ばれた後、急性心不全で死んだ2番人気スキルヴィング(牡・木村)。

 そのシーンの動画がSNSで現地にいるファンからアップされ、そこに映されたスキルヴィングの最後の〝闘志〟がファンの涙を誘った。

 ゴール手前から鞍上のルメールがスピードを落としていたスキルヴィング。歩くようにフィニッシュラインを越えた後、しばらくしてからパタッと止まった。そこで鞍上のルメールが下りた後、ヨロけるように内ラチのほうに寄っていき、最後は頭からもんどりを打つようにひっくり返った。
その姿を心配してルメールが駆け寄るという場面だった。

 ルメールが下りた途端、ヨロけて倒れ、そのままこの世を去ったスキルヴィングの姿に、ネットでは「ルメールが下りるまで踏ん張っていた。我慢したんやな」「ルメールを落とさないで本当に偉かった。よく頑張ったね。ありがとう、お疲れ様」と、死を悼む声が続出した。

著者:東スポ競馬編集部