ダービーを制した武豊とドウデュース

​​​​​​​[GⅠ日本ダービー=2022年5月29日(日曜)3歳、東京競馬場・芝2400メートル]

 29日に東京競馬場で行われた3歳馬の「頂」を決める戦い、第89回日本ダービー(芝2400メートル)を制したのはドウデュース(牡・友道)。道中は中団後ろからレースを進め、直線外から鋭い末脚でライバルを一蹴し、3歳馬7522頭の頂点に立った。勝ち時計はダービーレコードとなる2分21秒9(良)。

 今回が歴代最多騎乗33回目だった鞍上の武豊(53=栗東・フリー)は、2013年キズナ以来、9年ぶりの制覇で、自身が持つ歴代最多勝記録を「6」に伸ばした。

 53歳2か月15日でのVは史上初となる「50代」ダービージョッキーの栄冠。最年長V記録を36年ぶりに更新した(従来の最年長記録は1986年にダイナガリバーで勝った増沢末夫=48歳7か月6日)。

 ゴールした瞬間、右手でガッツポーズを作った武豊は「感無量です。本当にうれしいです」と6回目の栄冠に喜びを爆発させた。
 
 レースについては「スタートがそんなに速い馬ではないので、ある程度想定していた並びで、すごくいいポジションを取れたと思いました。4コーナーを回ってくる時が本当にしびれるような手応えだったので、軽くゴーサインを出したら反応が良すぎてちょっと先頭に立つのが早かったんですけど、そこから若干、前に馬がいない状態だったので、少し気を抜こうとしていたんですけど、最後までしっかりしていました」と振り返った。

 6万超の観衆を前にしての制覇に「やはり頂点のレースですから、たくさんのお客さんの前でレースしたかった。そういう意味でもうれしいですね」と話した〝ミスター・ダービー〟。

 最後は「ダービーのこの景色は僕自身久しぶりだったので、ジョッキーとしてこれほど幸せな瞬間はないですね。ドウデュースとともにこれからも世界も含めて頑張っていきたいと思います」と登録済みの仏GⅠ・凱旋門賞(10月2日)へのチャレンジも含めて覇道をまい進することを高らかに宣言した。

著者:東スポ競馬編集部