接戦を制したウインマーベル(右)
接戦を制したウインマーベル(右)

京王杯スプリングカップ2024

[GⅡ京王杯スプリングカップ=2024年5月11日(土曜)4歳上、東京競馬場・芝1400メートル]

 東京メインのGⅡ京王杯SC(11日=芝1400メートル)はウインマーベル(牡5・深山)がハナ差の激戦を制し、重賞4勝目を手にした。勝ち時計は1分19秒7(良)。

 大外枠から発馬を決めてスッと好位を確保。残り1ハロンで逃げ馬をかわして先頭に立つと、外から襲いかかったレッドモンレーヴに一度は差されたものの、勝負根性を発揮してゴール板でハナ差だけ差し返した。

 昨年のワンツーが入れ替わる形でのリベンジV。「去年は2着で悔しい思いをした」と松山は振り返り「前を見ながら自分のポジションで運べたし、追ってからも反応は良かった。最後も差し返してマーベルがしっかり頑張ってくれた」とパートナーをたたえた。

 これでGⅠ安田記念(6月2日=東京芝1600メートル)の優先出走権を手にしたが、深山調教師は「ずっと使ってきていますからね。様子を見ながらオーナーと相談しつつ」と明言は避けた。「千四が競馬がしやすいですね」という7ハロン巧者の今後に注目が集まる。

著者:東スポ競馬編集部