激走後でも愛嬌あふれるテンハッピーローズ
激走後でも愛嬌あふれるテンハッピーローズ

ヴィクトリアマイル2024

[GⅠヴィクトリアマイル=2024年5月12日(日曜)4歳上牝、東京競馬場・芝1600メートル]

 12日のGⅠヴィクトリアマイルで初GⅠ制覇を飾ったテンハッピーローズ(牝6・高柳大)は、13日午前1時頃に自厩舎へ到着。レース翌日の朝も、馬房から普段と変わらない様子をのぞかせていた。

 担当の篠田助手は「馬は元気ですよ。レース後のエサも食べていましたし、今朝もエサをもらいたくて仕方がない感じですね」と目を細める。

 ブービー14番人気の低評価に猛反発。大外から素晴らしい伸びで突き抜けた。「東京だったら、もしかしたら一発があるかも。ハマればという感じでした」と同助手が述懐。左回りコースを得意とするサウスポーが、適した条件で大変身を遂げた。

「左前脚だけ柔らかいんですよ。だから左回りで走る。本当に不思議な馬ですよ」(同助手)

 この後は小休止の見通し。次走は未定ながらも、左回りで披露するキレ味は格別。舞台設定さえ整えば、今後も楽しみはある。

著者:東スポ競馬編集部