坂路を駆け上がったダノンスコーピオン
坂路を駆け上がったダノンスコーピオン

安田記念2024

[GⅠ安田記念=2024年6月2日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝1600メートル]

 GⅡ京王杯SC4着からそのまま美浦に滞在し、中2週で安田記念に向かうダノンスコーピオン(牡5・福永)は24日、角馬場からウッドで体を動かし、坂路を軽く1本駆け上がった(4ハロン62・0ー12・4秒)。

 田中助手は「3ハロンくらいからペースを上げて、最後1ハロン伸ばす程度でした。間隔が詰まるので微調整ですね。海外経験もあり、環境の変化に強い馬で落ち着いていますね。状態はいいですよ。来週は木曜に(福永)調教師が来て、戸崎圭騎手がウッドでやる予定です」と話した。

 転厩後、丁寧な馬づくりをポリシーに掲げる福永厩舎でガラッとメニューを変えた。体のバランスを整える調教でトモのボリュームが増し、GⅠ馬のエンジンを効率よく推進力に変換することができるようになった。「これまでやってきたことが実を結ぶか。京王杯では兆しが見えてきたので、安田記念は試金石になりますね」(同助手)

著者:東スポ競馬編集部