【府中牝馬S展望】ハンデ確定! リニューアル初年度は重賞2勝のラヴェルが中心も混戦ムード

東スポ競馬6/16(月)15:15

(左から)ラヴェル、セキトバイースト、カナテープ
(左から)ラヴェル、セキトバイースト、カナテープ

府中牝馬ステークス2025

[GⅢ府中牝馬S=2025年6月22日(日曜)3歳上牝、東京競馬場、芝1800メートル]

 長かった東京開催も今週で閉幕。5週連続のGⅠ競走をはじめ、多くの競馬ファンを魅了した。開催最終日のメイン重賞は府中牝馬S。これからの飛躍を誓う牝馬たちが一同に集い、混戦ムードが漂う。

 前年まで阪神競馬場で開催されていたGⅢマーメイドSの施行時期(6月)・重賞格付け、施行条件を引き継ぎ、東京競馬場で行われる本レース。昨年までの府中牝馬Sは今年からレース名が変わり「GⅡアイルランドトロフィー」として10月に施行される。エリザベス女王杯の前哨戦として注目を集めていた昨年までの府中牝馬Sとは異なるということは十分留意しておきたい。東京芝1800メートルでハンデ戦の重賞が施行されるのは、1995年のGⅢエプソムC以来、実に30年ぶりとなる。

 重賞3勝目を狙うラヴェル(牝5・矢作)は今年に入って凡走続きだが、実績は上位。近走は強豪相手での敗戦だけに、今回のメンバーが相手なら巻き返しがあっていい。負担重量はトップハンデの56・5キロに決まった。

 全4勝を東京芝1800メートルで挙げているカナテープ(牝6・堀)も重賞初制覇へ虎視眈々。前走の初音Sでは、後に福島牝馬Sを勝つアドマイヤマツリに先着しており、重賞初挑戦でも侮れない存在だ。こちらは実績がない分、ハンデ53キロにとどまっている。

 都大路Sで3馬身半差の圧勝劇を演じたセキトバイースト(牝4・四位)は、ハンデ55・5キロ。ここに来て完成の域に達してきた印象がある。逃げなくても競馬はできるだけに、相手の出方を見ながら好レースに持ち込めそうだ。

 格上挑戦の形でも、重賞実績を持つ2頭が侮れない。ラヴァンダ(牝4・中村)は自己条件で勝ち切れないものの、GⅡフローラS2着、GⅡ阪神牝馬S3着という好走歴の持ち主。カニキュル(牝4・菊沢)も2勝クラスを勝ったばかりだが、フローラSではラヴァンダに次ぐ3着だった。ともに力量が重賞で通用することは疑いない。ハンデはラヴァンダが54キロ、カニキュルが52キロとなった。

 タガノエルピーダ(牝4・斉藤崇)は前走の阪神牝馬Sで7着と案外な結果に終わったが、その阪神牝馬Sを制したのは2走前に破ったサフィラ。7着といっても着差は0秒4しかなく、展開ひとつで巻き返す余地はある。ハンデは54キロ。

 重賞の常連で好走歴も多いフィールシンパシー(牝6・小島)=54キロ、ヴィクトリアマイルで無念の出走取り消しとなったミアネーロ(牝4・林)=55・5キロ、2走前の愛知杯で2着と好走したシングザットソング(牝5・高野)=55キロなども上位争いに加わってきそうな実力がある。

 混戦模様のうえハンデも加味されて、どの馬にもチャンスがある一戦となった。リニューアルされた府中牝馬Sを制し、さらに上の舞台へ向かうステップをクリアするのはいったいどの馬か――。

著者:東スポ競馬編集部

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