横浜市内にある3動物園(よこはま動物園ズーラシア、野毛山動物園、金沢動物園)でウクライナの動物園を支援するための募金箱が設置され、20万84円が集まった。

いまだに終息しないロシアによるウクライナへの軍事侵攻。同国・オデーサ市と姉妹都市関係である横浜市では、この1年でさまざまな支援策が広がってきた。

3園では昨年3月末から5月にかけて、園内に募金箱を設置。98万6276円の支援を行った。

しかし、厳しい冬を迎えた今、ウクライナの動物園では飼料、燃料、水、維持管理などの費用に更なる支援を必要としていることがわかった。これを受け市内3園では、昨年11月23日から1月9日までの期間に2度目の募金箱の設置を行っていた。

募金は全額(公社)日本動物園水族館協会と協力関係にある、ヨーロッパ動物園・水族館協会に寄付され、現地の動物園の生き物たちやそこで働くスタッフの支援などに使われる。

3園をまとめる横浜市の担当者は「動物園に興味を持ち、支援してくださったことに感謝いたします。現状次の予定はないが、今後も必要な支援があれば協力できるよう横浜市としても注視していきたい」と話した。