緑区は3月14日、神奈川大学と連携推進に関する協定を同大みなとみらいキャンパス(西区)で締結した。
相互の密接な協力と連携によって緑区内各地における地域課題の解決に向けた共同の取組を進める。取組を通じて安心と活力のある地域社会の持続的な形成に寄与すると共に、次世代の人材育成や学術の振興を図ることを目的としている。
緑区には、同大の中山キャンパス(付属中高等学校)があり、同キャンパスを拠点とするサッカー部が竹山団地の一部を寮として活用。周辺自治会と連携し、清掃活動や高齢者を対象としたスマートフォン教室などを行っており、今後は住民の健康増進に向けたジムや交流施設の設置を目指している。
また、環境未来都市の取組の一環で2017年に市と締結した「十日市場駅勢圏域におけるまちづくりの推進に係る協定」に基づいた取組も進められている。
締結式には小熊誠学長、岡田展生緑区長が出席。当日は、SDGs・読書活動推進などのイベントの共同開催などに取り組む西区(菊地健次区長)とも同様の協定を結んだほか、11年に同じく協定を結んでいる神奈川区の日比野政芳区長も同席した。
小熊学長は「サッカー部と地元自治会とは地域課題に向けた活発な交流が進められている。今後もこのような取組を推進したい」と述べ、岡田緑区長は「今回の協定を契機に、より密接な連携関係のもと次世代の人材育成や安心と活力ある地域社会作りに共に取り組んでいきたい」と話した。