横浜大空襲の記憶を伝える「2023平和のための戦争展inよこはま」の特別企画「戦争しない世界を」が、5月20日(土)に横浜駅西口近くのかながわ県民センター2階ホールで開催される。時間は午後1時30分(1時開場)〜午後4時。資料代は800円(高校生以下は無料)。

主催する実行委員会は、戦後50年を迎えた翌年の1996年から戦争展を開催。終戦の年の5月29日に米軍のB29爆撃機が投下した焼夷弾が横浜市街を焼き、8千人以上ともいわれる死者を出した横浜大空襲の歴史を振り返り、戦争の悲惨さや平和について考える行事を企画している。

当日は、「近隣国と敵対でなく友好を、ミサイルでなく平和と繁栄を」と題して、青山学院大学名誉教授で世界国際関係学会アジア太平洋会長を務める羽場久美子さんが登壇し、講演を行うほか、日吉台中学校演劇部が「南方に散った若き詩人の予言」の朗読劇を行う。

また、横浜中華街で塾「寺子屋」を主宰し、元横浜山手中華学校教諭の符順和さんが「横浜中華街から平和友好を考える」について講演する。

約500点展示

同展では、横浜大空襲ほか約500点の展示会を6月15日(木)から6月17日(土)まで開催する。場所は、同センター1階の展示場で、時間は午前10時〜午後7時(最終日は午後6時)。(問)実行委員会事務局の吉沢さん【携帯電話】090・8726・5227