女性奉仕団体「国際ソロプチミスト海老名」(加藤恵子会長)は5月12日、認証40周年記念式典をレンブラントホテル海老名で開いた。近隣市町や県外の姉妹クラブメンバーや来賓ら約170人が出席。これまでの同団体の活動を称え、節目を祝った。

ソロプチミストは社会奉仕活動を通じて、女性と女児の生活と地位の向上をめざす国際組織。1983年に認証された国際ソロプチミスト海老名には、現在15人の会員が所属。国連が定める「国際女性デー」の普及や働く女性の資格取得や独立支援、チャリティコンサートなど多岐にわたる活動を展開してきた。

式典であいさつに立った加藤会長は、「コロナ禍で、なぜ多くの女性が職を失ったのでしょうか」と問いかけ、「それは女性が弱者なのだと思います。私たちは真の男女共同参画をめざします」と決意を語った。

来賓には内野優海老名市長や伊藤文康教育長、海老名市社会福祉協議会の前田洋子会長らが出席。内野市長は祝辞の中で、コロナ禍で同クラブから市内の小中学校へ非接触型体温計の寄付を受けたことに触れ、「様々な奉仕活動に頭が下がりますが、大変な時にこそ本当の気配りのできる団体だと思います。40周年を契機に100年を迎えられるよう共にがんばりましょう」と述べた。

式典の中で同クラブは、記念事業として女性と女児の未来につなげようと海老名市に50万円、同市内の中学校図書の充実を目的に同市教育委員会に10万円、市社会福祉協議会や(公財)ソロプチミスト日本財団など関係機関に寄付も行った。

同市では寄付金について、子育て支援センターの遊具やマタニティースクールで使用する教材等に活用するとしている。