小田原市を拠点に活動するサッカーチーム足柄FCのジュニアユース(中学生)がこのほど、県の大会でベスト8になり、初めて関東大会への出場を決めた。

県内から100のクラブチームが参加した同大会。足柄FCはハードワークと粘り強さで強豪相手にトーナメント戦を勝ち進んだ。

ベスト16決定戦では、2点を先制して勢いに乗るも後半立ち上がりで2失点。PK戦までもつれ込んだが、GKの武山蒼佑さん(大井町立湘光中・3年)が立て続けに2本を止める活躍を見せチームを救った。

ベスト8決定戦では、FWの高橋心真(ここま)さん(白鷗中・3年)が前半終了間際に魅せた。右サイドのペナルティエリア外で獲得したフリーキックを利き足の左足で直接ゴール左隅に突き刺し、この1点を守り切った。

準々決勝の相手は昨年の優勝チーム。均衡した展開が続くも、試合終了間際に1点を与え、0対1で惜しくも敗れた。

守りの要としてチームを支えるDFでキャプテンの武井泰慎さん(同)は「自分たちの力でつかみ取った関東大会。声が出なくなるまで後ろから盛り上げたい。まずは1勝」と闘志を燃やした。