秦野ガス株式会社(友添修吾代表取締役・秦野市室町)が初の試みとなる「”はだのっ子”思い出のランドセルギフト」を行い、集まったランドセルなどを5月25日に寄付した。

役目を終えたランドセルを国際協力NGOジョイセフを通じてアフガニスタンへ送る同事業。通常であれば国内倉庫への送料や海外輸送経費などが寄付者負担となるが、同社がこれを負担することで「地域の方へのボランティアの橋渡しになれば」と社会貢献活動の一環として今年度から取り組むことにしたという。

3月から募集を開始し、集まったのはランドセル41個のほかノートや鉛筆など合計181点。これらをジョイセフの国内倉庫に5月25日、発送したという。

同社企画部の熊谷亜由子さんは「思い出が詰まったランドセルを誰かが使ってくれるなら、と寄付いただく方が多かった」と話す。「なかには3月に卒業したばかりの子もいて、誇らしい表情を見ることもできた。価値ある取り組みだと実感しました」。今年度の受付は終了したが、今後も継続して取り組むことになっており、来年度の受付開始は2024年3月頃を予定している。