神奈川消防署(藤沢直樹署長)は9月11日、横浜市民防災センター=沢渡=で、消防署員向けの特別講座を開催した。講師を務めたのは、日産自動車株式会社横浜工場=宝町=の職員。

日産横浜工場と連携

講座のテーマは、「次世代自動車の構造」について。交通事故が発生した際、人が車両に挟まれて救出できない場合等には消防が出動する。その時に重要になるのが、車両火災などの二次被害を起こさないこと。そのため署員らには、バッテリーなど車に関する部品構成やその取扱いへの正しい知識が求められる。昨今は、ガソリン車だけでなく電動車両も増えてきたことを受けて、地元の日産の協力のもと、今回の講座が開催された。

当日は、消防署員約80人が参加。まずは、車両の外観や内装の特徴、安全に作業を行うための基礎知識、レスキュー作業時のポイントなどを、日産職員から学んだ。続いて、同社が用意した5種類の電動車両を見学。部品の位置や作業時の動き、注意点などを、実際の車両で確認していた。

同社安全健康管理課の村守実課長は、「車に関する事故や危険から市民を守るのも私たちの責任。消防の方々が救助活動にあたる際に、不安なく対応できるようサポートできれば」と語る。

「地元企業の協力は大変ありがたい」と感謝を述べたのは藤沢署長。「二次被害を出さず、署員自身の安全も守ることは、非常に大切なこと。学んだ知識を活かし、地域の安全を守りたい」と意気込みを語った。