私は横浜橋通商店街のそばで生まれ育った、文字通りの下町っ子です。子どもの頃は、ご近所同士、お互いのお家を行き来したり、夕飯時にはご馳走になることも...逆も然り。「The昭和」の時代ならではですね!どのお家に遊びに行っても、自分の子もよその子も隔たりはなく接してくれていました。

商店街の人にはよく遊んでもらいました。南吉田小からの帰り道、商店街の「栃木屋」さんで10円のハムカツをおやつに買って食べていました。当時、商店街にあった映画館で幼少時から大きなスクリーンで映画を観られたのはすごく恵まれていました。今では仕事で洋画の吹き替えもやりますが、この経験が活かされているのかも知れません。商店街には同級生が継いでいるお店もあり、地元愛に溢れたまちだと感じます。

2017年に南警察署の一日署長を務めた際は、区庁舎前から商店街をパレードしました。その時、昔から知っているお店の方が「天国のママが喜んでいるよ」と声を掛けてくれてうれしかったです。今、商店街のテーマソングを歌う計画や商店街のアンバサダーになるお話も進んでいます。近々、公開されますので、お楽しみに。私が中学生の時にテーマソングを歌いながら歩いていたように、新しいテーマソングも子どもたちや横浜の人たちに歌ってもらえたら、横浜橋通商店街に恩返しできるみたいでうれしいですね。

下町である南区には、相手のことを自分のことのように考えてくれる思いやり精神や人情が残っていると感じていて、区民のみんなと一緒に今後も南区や横浜をイベントで盛り上げていきたいと思っています。