川崎市茶華道協会(徳安興理事長)の献茶献華式が11月11日、稲毛神社(川崎区)で執り行われ、会員や来賓ら約50人が参加した。毎年「一の酉」に開催され、神前で稽古の成果を奉告し、発展と活躍を祈願するこの催し。当日は小雨模様だった天候も回復し、表千家不白流の吉倉宗江さんが献茶、青蘭流の森啓華さんと花芸安達流の林悦瞳さんが献華。華やかな振袖姿が見られた行列も注目を集めた。

地元の中高茶道部の生徒も参加し、徳安理事長は「待合で学生による呈茶も初めて執り行われ、教員や保護者の方にもご来場いただいた。一般参加者も多く、素敵な時間を共有できて良かった」と振り返った。同協会は、2025年に創立100周年を迎える。