市内の少林寺拳法道場「金剛禅総本山少林寺大和北道院」所属の河越まりなさん(つきみ野中2年)がこのほど、「第9回関東中学生少林寺拳法オープン大会」の女子自由単独演武・茶黒帯の部に出場し優勝を飾った。

この大会は関東中学校少林寺拳法連盟が主催。単独演武は1分〜1分30秒以内で演武を披露し、点数を競い合う。河越さんが出場した部には16人の選手が出場した。

今年5月の県予選では惜しくも準優勝。「すごく悔しかった」と振り返り、その気持ちをバネに修練を重ねてきた。そして迎えた今回の大会では、300点満点中260・5点で優勝。「がんばってきた甲斐があった。とてもうれしい」と喜びを噛みしめた。

河越さんが少林寺拳法を始めたのは小学2年生から。きっかけは「テレビ番組で空手家の女性が人を助ける所を見て、憧れの気持ちから」。通いやすさなどから少林寺拳法を選んだが、徐々にのめり込んでいった。

コロナ禍も自宅で撮影した形を、星亨道院長に確認してもらうなど修練を欠かさなかった。

学校ではソフトボール部に所属。両立は決して楽ではないが、「少林寺では正しい姿勢を、ソフトではメンタル面を鍛えられることができ、双方のプラスになっている」と捉え、練習に励む。

現在は茶帯1級の河越さん。「まずは黒帯に昇級し、来年の全国中学生少林寺拳法大会で入賞できるように練習を頑張りたい」と意気込んだ。