地域の漁業者と協力して磯焼け対策など海の環境問題に取り組む「海×TECHプロジェクト実行委員会」(武藤素輝代表)は2月24日と25日、逗子市の小坪漁港で体験型イベント「観て、触れて、味わおう!海と日本PROJECTin逗子」を開催した。初日は市内外の小学生16人とその保護者が参加した。

子どもたちは、はじめに小坪漁協建物内で、逗子市職員から逗子の海も「磯焼け」が起きていることや、イタリア料理のシェフで漁師でもある座間太一さんからキャベツウニの取り組みなどを聞いた。

次に港に場所を移し、獲れたてのワカメを茹で、色が茶色から鮮やかな緑色に変わるのを見た後、漁師に教わり、ワカメ干しを体験。座間さんが用意したみそ汁に茹でたワカメを入れて試食もした。

もともとワカメが好きではなかったという逗子小2年の米林航生さんは「いつも食べているワカメと違ってシャキシャキしていておいしい」とみそ汁をすすった。

最後に海岸でROVと呼ばれる船上から水の中を探索するロボット使い、海の中を観察した。

武藤代表は「藻場がなくなると海の環境だけでなく、自分たちの日常生活にもどのような影響があるのか、食の体験を通して考えるきっかけになれば」と企画の狙いを話した。