JR東日本は南武線・武蔵溝ノ口駅へのホームドア整備を実施すると発表した。本体の設置は今月下旬から行われ、4月19日(金)からの供用開始を予定している。

線路への転落や列車との接触を防ぐなど、安全性向上のために設置されているホームドア。今回設置されるのは、武蔵溝ノ口駅の1番線(武蔵小杉・川崎方面)と2番線(登戸・府中本町・立川方面)のホーム。武蔵小杉駅などで既に設置されている従来型のホームドアが採用される。高津区内にある南武線の駅での設置は武蔵溝ノ口駅が初めて。

作業は27日から

ホームドア本体の設置作業は3月27日(水)から2日間行われる予定となっており、4月19日からの稼働を目指す。事業の進捗にあわせ駅の掲出物などで適宜、周知も行う。担当者は「ホームドア設置後も、駅員らによる声掛けや見守り、構内放送を行い、引き続き安全に利用できるよう努める」と話している。

市の補助金利用

JR東日本では東京圏の在来線主要路線330駅への2031年度末までのホームドア導入を目標としており、多くの駅で整備を進めている。

1日あたりの乗降者数が10万人以上の駅舎へのホームドア等整備を対象とする川崎市の「鉄道駅舎ホームドア等整備促進事業」の補助金が利用されており、2022年には武蔵小杉駅に南武線では初となるホームドアを設置。高津区近隣駅では、ほかに武蔵中原駅や武蔵新城駅、さらに東急電鉄の元住吉駅、武蔵小杉駅、新丸子駅などでホームドアの設置が完了している。