港南区の日野南小学校(川田由紀校長)6年生は、来年度に控えた開校50周年に向け、卒業前の学習成果として地域や学校について学んだことをパラデル漫画と写真集にまとめた。

6年1組の児童が行ったのは、地域の人や魅力、学校の歴史などについて解説するパラデル漫画の制作。パラデル漫画とは、複数の絵や写真をつなぎ合わせることで、平面的な絵が3次元的に飛び出してくるように見えるアニメーション動画だ。「学校を盛り上げる面白いものを」との考えから、採用され、編集作業も児童が手掛けた。児童の一人は「天気がいい日に富士山が見えることは当たり前だと思っていたが、学ぶうちに日野南小の良さだと知ることができた」と話した。

また、2組は好きな風景を収めた写真集を作った。撮影に先立ち、専門家を招いて構図などについて学習。その後、地域や校内で撮影を行い、持ち寄った写真を一冊にまとめた。2組児童は「次の世代に風景を伝えたい。100周年の時にも見てもらえたら嬉しい」と話している。

パラデル漫画は他の学年が視聴、写真集は全校児童と来年度の新1年生にも配られる予定だ。