栄区の石井造園株式会社(栄区笠間)は「SDGsと地球の未来を考える令和6年オリジナルコースターコンテスト」を開催し2日、栄区役所で表彰式を行った。

このコンテストは同社が毎年開催しており、小学生が廃材を使い環境問題について訴えるコースターを制作するもの。当日は応募総数463点の中から校長会賞、栄区長賞、栄区社会福祉協議会賞、タウンニュース社賞、石井造園賞、審査員特別賞に選ばれた6人のうち5人が参加した。

表彰式では同社の石井直樹代表取締役が「未来を考えた多くの作品があり、日頃良く勉強しているのが分かる。また廃材を使うことでさらに学びになってほしい」とコメント。さらに、堀口和美区長は「アイデアを凝縮した大人顔負けの作品ばかりだった。小さな取り組みだが、それが世界に影響を与える」と子どもたちに語った。

その後、一人ひとりに賞状と副賞の観葉植物が手渡された。子どもたちが制作したのは、それぞれ海洋プラスチック、フードロス、環境破壊、地球温暖化などの問題を訴えるコースター。校長会賞を受賞した寺川海斗さんは「海中のプラスチックなどのゴミで死んでしまうウミガメを想像して作った」、石井造園賞の三井遥斗さんは「大切な自然を残したいとの思いで表現した」、審査員特別賞の佐藤希茄さんは「温暖化を止めたいと考えた」とそれぞれ制作の意図を語った。

石井代表取締役はコンテストの総括として「地球の未来について考えてもらうことが目的。今回の活動が地域の中で運動になり、それが社会を変えていくことにつながる。今回参加した子どもたちには世の中を上手に変革していってほしい」と話した。

受賞者は以下の通り。〈校長会賞〉寺川海斗さん(西本郷小)〈栄区長賞〉関谷琴子さん(庄戸小)〈栄区社会福祉協議会賞〉西森心音さん(上郷小)〈タウンニュース社賞〉長嶋大志さん(庄戸小)〈石井造園賞〉三井遥斗さん(笠間小)〈審査員特別賞〉佐藤希茄さん(本郷小)〈優秀作品賞〉増永彩夏さん(笠間小)、鈴木陽菜さん(笠間小)、藤崎惇弥さん(桜井小)、塙康生さん(桜井小)、ノックスアリーヤさん(庄戸小)、ハディシャゼム・カーンさん(庄戸小)、大矢彩喜さん(西本郷小)、長谷山心美さん(西本郷小)、小笹慶悟さん(本郷小)。