松田町生涯学習センターは4月1日から施設の使用料金を30年ぶりに改定する。

同センターは1981年に開館。ホールやスタジオ、図書館やボルダリングウォールなどを併せ持つ文化やスポーツの複合施設だ。しかし近年は新型コロナや人口減少、高齢化の影響で利用が減少。そのあり方について話し合いが進められ、一時は規模縮小も選択肢としてあったが、2017年度の検討会で当面の間は同規模での継続が決まっている。

町は19年度に4066万円だった歳出額を22年度には2876万円に減らすなど努力を続けてきたが、今後継続してサービスの質を確保するためにはこれ以上削減することは難しいと判断。今回の料金改定に踏み切ったという。

今回の改定で大ホールの場合、平日午前に借りると1時間で基本12100円だったものが24200円になる。町生涯学習課の担当者は「電車でのアクセスの良さをアピールし、町外利用を推進するなど引き続き利用者増に向け取り組んでいく」と話した。