中村町の自動車学校「神奈川ドライビングスクール(KDS)」とサッカーJ2の「横浜FC」が3月21日、交通安全のために、市立永田小学校(足立渉校長)のPTA(增子久江会長)にオリジナルの横断旗を寄贈した。

KDS主催の交通安全イベントに横浜FCが参加するなど、両者は以前から交流があった。横浜FCは地域に根差したクラブを目指しており、選手が通学路で児童を見守る活動を行うなど、交通安全の啓発に力を入れている。

両者が検討し、見守り活動の際に使う横浜FCのマスコットキャラクター「フリ丸」のイラスト入り横断旗10本を同校PTAに寄贈することを決め、21日の交通安全集会の中で5年生に手渡した。体育館にフリ丸も登場し、児童とハイタッチを交わすなどした。

同校の足立校長は「通学路には歩道が少なく、自動車の抜け道になっている場所もある。自分を守る意識を持ってほしい」と児童に呼び掛けた。PTAの增子会長は「保護者が行う通学路の見守り活動でこの横断旗を使い、フリ丸を見て交通安全のことを思い出してほしい」と話した。

横浜FCの担当者は「両者で連携して、今後も取組を続けたい」とし、KDSの担当者は「地域の交通安全に寄与できれば」と述べた。