港南区上大岡東にある上大岡小学校で練習する少年少女軟式野球チームの上大岡ハンターズ(小澤良太代表)=写真=が5年ぶりに港南区春季学童軟式野球大会に単独チームとして出場する。

創部から40年以上の歴史があるチームだが、近年部員数が減少。大会登録人数の10人を割っていたため、近隣チームとの合同チームを結成し、公式戦に出場していた。

昨年も高学年(5、6年生※低学年も参加可能)、低学年(4年生以下)共に、上大岡ハンターズ単独で出場しておらず、部員は合同チームでの参加となっていた。

しかし、今シーズンから部員が増え、単独参加が可能に。部員は6年生1人、5年生8人、4年生1人、3年生1人、2年生3人、1年生1人の15人。公式戦に向け、日曜祝日を中心に同小グラウンドで練習に励む。

チームに約10年かかわる小澤代表は「私が在籍している半分は合同チーム。選手もそうだけど、私自身も単独チームで出場できるのは嬉しい。ユニフォームも新しくしたし、大会への意気込みが違う」と破顔する。

チーム唯一の6年生でショートやピッチャーとして活躍する主将の賀川慶音さんは2年生から在籍しているが、単独チームでの出場は初めて。「友達と大会に出られるのが嬉しい。昔と比べて強くなっているから皆と頑張って3勝くらいはしたい」と賀川さん。母親の奈央子さんは「入団したチームで最後をむかえることができるので嬉しい」と語る。

3月23日に抽選会が行われ、4月から春季大会がスタート。小澤代表は「1勝でもしてくれたら嬉しい」と話した。