動力のないカートを使用し重力のみで坂道を下り速さを競うレース「2024ソープボックスダービー・ナショナルチーム選考会」の神奈川大会が3月17日、トレッサ横浜で行われ、優勝者には7月に米国で開催予定の世界選手権への出場権がプレゼントされた。

ソープボックスダービーは、米国で90年続く競技。名称は、子どもが木箱に車輪をつけて遊んでいる姿を見た関係者が「せっけん箱(ソープボックス)のようだ」と言ったことに由来する。

NPO法人日本ソープボックスダービー(R)協会が主催し、8〜13歳を対象とした大会への参加人数は17人。高さ1・5mのスタート台から発車し、約70m先のゴールを目指した。優勝した米山颯さん(10)は、「緊張した。スタッフの方のアドバイスを実践した」と振り返った。前日にはソープボックスカーの体験会が行われ、170人が参加した。同NPO法人の山本教子事務局長は「『やってみたい』と思えば誰でも出場できる。競技を通じ自ら考え行動し、結果を追求する体験をして欲しい」とレースを見守った。