2019年までの33年間にわたり高津防犯協会の会長を務めるなど地域の防犯活動等に大きく貢献した宮田良辰氏。同氏の生前の功績を称えようと3月22日、区内坂戸の「ホテルARUKSP」で、お別れセレモニーが行われた。

この日行われた「故・宮田良辰さんを偲ぶ会」には同氏と親交があった約80人が参加。発起人は高津防犯協会の大島明会長と、新作第一町内会の内田巌会長。さらに歴代の高津警察署長や高津区長、同橘出張所長、新作第一町内会会員をはじめ、各方面から関係者が集い、生前の功績などを偲んだ。

昨年10月に逝去

宮田良辰氏は昨年10月、96歳で逝去。1977年から新作第一町内会会長を務めながら、その2年後には川崎市市議会議員に初当選。以来、市議会議長をはじめ、高津区全町内会連合会会長、警察関係諸団体など多くの役職を歴任。33年間、高津防犯協会の会長を務めたほか、2015年には暴力追放功労者における最高栄誉となる「暴力追放栄誉金章」を受章するなど、地域の防犯や安全・安心の活動に尽力してきた。

カラオケ、盆踊りも

セレモニーは晩年、周囲に語っていた「俺が死んだ時には、ご縁のあった皆様にカラオケや盆踊りで賑やかに送って欲しい」との遺言を受けての内容。場内では参加者が思い出話に花を咲かせ、カラオケや大勢の参加による盆踊りなどで盛り上がりながら、同氏との別れを惜しんでいた。