神奈川県警の警察犬2頭が行方不明となった瀬谷区在住の男性を早期に発見した功労で、4月3日に鑑識課の警察犬係担当者とともに瀬谷警察署(吉田明弘署長)から表彰を受けた。

ジャーマンシェパードのオラフ号(2歳、オス)とティモン号(8歳、オス)は3月22日、瀬谷区在住の男性が行方不明になったと家族からの通報を受け、出動した。

到着した2頭は、男性の枕のにおいをたどって捜索を開始。20分ほどで付近の公園にいた不明者を発見したという。ともに捜索した警察犬係の天野拓也警部補と砂岡健太郎巡査長によると、オラフ号は集中力が高く、丁寧な仕事をするのが特徴。ティモン号は真面目な性格で、若い犬に負けない働きをするという。2人は「今後も、事件解決に貢献していきたい」と語った。

瀬谷署によると、昨年県内では639件警察犬の出動があり、その内477件が行方不明者の捜索依頼だった。梅田豊副署長は「発見に協力してもらい嬉しく思う。今後も事件の際には出動をお願いしたい」と話した。