相模大野在勤でオペラ歌手として活動する森澤かおりさん=写真=が今月、町田市民フォーラムで行われるオペラ「蝶々夫人」で主演として初挑戦する。川越から通い、日々稽古に勤しむ森澤さん。公演前にインタビューを行った。

--オペラを始めたきっかけは

「歌うのが好きで、小・中学生のころは地元の合唱団で活動していました。また、音楽の道に進みたくて声楽科のある高校・音楽大学に通っていました。小さいころ母にオペラやミュージカルに連れて行ってもらった影響も大きいです」

--今回タイトルロールを務める

「蝶々夫人を演じるには所作が素敵でなければと思い、着物の着付けや日舞を学んできました。若手ですが選んでもらえるよう、少しずつ練習し、課題を乗り越えてきました」

--公演の見どころ

「冒頭の幸せな場面から悲しい場面への移り変わり。どちらも聴きどころです。私は特に、母として、武士の娘としての蝶々夫人を軸にして演じるよう心がけています」

--最後に

「クラシック音楽とマイクを通さない生の声が相まったときの感動は鳥肌もの。『蝶々夫人』は有名で分かりやすい作品なので、ぜひどの年代の人にも気軽に来場していただき、オペラの魅力を知ってもらいたいです」