市制施行70周年記念第51回相模原市民桜まつりが4月6・7日、市役所さくら通りを主会場に開催され、過去最多の53万人が来場した。満開の桜と天候に恵まれた6年ぶりの桜まつりは、市内外から大勢の人が訪れ大盛況のうちに幕を閉じた。

1974年に始まった相模原市民桜まつり。51回目の今年は、桜まつりとしては6年ぶりの開催となったこともあり、これまでの最多観客数47万人(2012年)を大きく上回る過去最多の53万人が来場した。両日合わせて280を超える行事ブースには行列ができ、恒例のパレードも大勢の観客でにぎわった。

中心となってまつりの準備を進めてきた相模原青年会議所の担当者は「ワークショップの整理券がすぐになくなるなど、今まで以上にたくさんの人が来てくれた」と話しており、盛況ぶりが伺える。飲み物などを販売した相模原商工会議所青年部では「今までの倍の量を用意したが、売り切れてしまうものもあり追加で用意した」という。売上が例年の倍になったという団体もあり、経済効果についてもこれまで以上だったと考えられる。

市民まつり実行委員会事務局は過去最多の来場者数を記録した要因について「1番は桜がちょうど満開を迎えていたことと、天気にめぐまれたこと。市民に根付いている行事が『6年ぶりに帰ってきた』ということも影響しているのでは」と分析している。

記憶に残るまつりに

「子どもたちの記憶に残るまつりにしたいと考えていた」という九嶋俊彦実行委員長。来場者や関係者に感謝するとともに、「70周年の記念すべき年に、過去最高の来場者数を達成できたことで全国に『相模原』を轟かせることができた」と振り返り、「これからも相模原のために活動していく」と熱く語った。