交通事故防止の徹底を目的とする春の交通安全運動(4月6日から15日まで)。戸塚駅東口ではこれに先駆けて5日、関係者らによる啓発活動が行われた。

交通安全協会や安全運転管理者会会員など約70人ほどが協力。駅の利用者や通行人に声をかけながら、反射材などの啓発物品を手渡した。

戸塚警察署の永澤幸司交通課長によると、今年に入ってから高齢者が関わる事故が増加しているという。時間帯や事故状況などのデータを分析中で「今後、高齢者の安全のために生かしていきたい」と話した。

いずみ野駅では「交通事故死ゼロを目指す日」である10日に、同じく関係らが集まり、啓発活動が行われた。

駅周辺の商業施設利用者や学校帰りの子どもに啓発物品を手渡しながら、交通安全の意識向上を促した。特に泉署管内では現在、高齢者と二輪車が関わる事故が多くなっており、注意を呼びかけた。

署員の話を聞いた高校3年生の男子は「自転車に乗る時、ヘルメットをかぶらないといけないと知った。気をつけたい」と話した。