青葉さわい病院(元石川町4300/澤井崇博理事長)が発達障害の小児リハビリテーション「★きらり」を新設し、4月1日から開始している。放課後等デイサービスや個別支援学級、療育センターなどで集団適応に困難を抱えている児童の受け皿を目指す。

少子化が進む一方で、発達障害の診断を受ける子どもが増加傾向にあると同病院。従来の施設は年齢制限や集団対応、専門スタッフが少人数などの課題もあり、診断がついても適切な療育を受けられる場所が少ないのが現状だという。そこで元々、リハビリに強みを持っていた同病院の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の医療スタッフが連携しながら、一人ひとりのペースに合わせ長期的、総合的なリハビリ支援を進める。対象となる症例は自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害、ダウン症等。リハビリは個々の認知機能や行動における発達障害の特性に「遊び」からアプローチしていくという。

小児リハビリを担当する石川恵美子作業療法士は「何かで躓(つまず)いている、自分に自信が持てないといった発達に凸凹を抱える子ども達が、小さなことでもいいので親子で成長を喜ぶ時間を作れたら。早い段階から療育を行うことで、ご両親も特性を理解していくことができる。不安も一緒に解消していきたい」と話す。

(問)【電話】045・901・0025