田名にある有限会社坪井企業の敷地内でひと際目を引く鯉のぼりがたなびいている。同社の坪井俊一さんが飾ったもので、長さは12mにも及びポールの高さは11m。相模原市内で鯉のぼりを扱う販売店によると、一般的に売られている鯉のぼりの長さは1・5mほどで、12mの鯉のぼりは特注扱いで珍しいという。

この巨大鯉のぼりは、俊一さんの初節句を祝うため30年以上前に用意されたもの。ただ、あまりにも大きいため今まで一度も揚げられることがなかったという。今回は俊一さんが甥の初節句を祝おうと、掲揚に挑戦。工夫を凝らして支柱を立て、鯉のぼりを揚げることができた。俊一さんは「甥が健康で元気に育ってほしい」と語る。

鯉のぼりは、雨の日以外、5月中旬まで揚げる予定とのこと。