市の健康増進計画「かわさき健康づくり21」の推進などを目的に発足した「元気な高津をつくる会」(田邊弘子会長=人物風土記で紹介)が活動20年を迎える。活動の中心は地元の健康づくりグループ・団体が一同に会する「高津区健康づくりのつどい」の主催。5月12日(日)の実施を前に「ぜひ多くの来場を」と広く呼び掛けている。

健康に関する区内の企業、職能団体、NPOなど25団体で構成される「元気な高津をつくる会」は、健康づくりに取り組むための情報や意見交換などを目的に区民有志らで結成。以来、地域における食と健康づくりに関する課題解決を図るべく、参画メンバーの特性を生かしながら各種事業を展開。「区民が自ら健康づくりができるまちづくり」を目指し、高津区役所保健福祉センターと協働で活動を続けている。今年度、活動20年目を迎え、当初からリーダーを務めてきた田邊会長は「参画メンバーに恵まれ、活動を続ける事ができている。助けてくれる皆に感謝したい」などと話している。

テーマは3つの「わ」

活動のメインとなっているのが、参画メンバーを含む地元エリアの健康づくりグループや団体が一同に会する「高津区健康づくりのつどい」の主催。健康志向の高まりを受け、年々知名度を高めるこの催しは、高津区の風物詩にも数えられており、今年も5月12日(日)、午後12時40分から「てくのかわさき」(溝口1の6の10)で行われる。

例年「3つのわ『健康の輪・地域の輪・心の和』」をテーマに掲げ、食育や体操など、健康促進のための活動に取り組むさまざまな団体が交流を深めるべく集結。今回もそれぞれの参加団体の活動発表をはじめ血管や骨密度測定、栄養相談コーナーなど盛り沢山のプログラムが用意される。また家庭で食されている「みそ汁」を少量持参すると、塩分を測定してくれるユニークなブースも設けられる。

田邊会長は「(催しは)区民の皆様の健康づくりの輪を広げる大切な活動のひとつ。ぜひ多くの方々に来場頂ければ」と話し、呼び掛けている。入場は無料で各プログラムへの参加予約も不要。詳細は左記二次元コードへ。