労働者が集結し、権利を主張するメーデーの湘南地区大会が先月27日、茅ヶ崎市中央公園(同市茅ヶ崎)で開かれた。藤沢、茅ヶ崎、寒川の2市1町の労働組合組織「湘南地域連合」と「湘南労働者福祉協議会」から成る実行委員会が主催。

当日は雨模様の中、70団体の労働組合とその関係者ら2千人が参加。式典やアトラクションが行われ、会場を賑わせた。

式典で、実行委員長の興邊義人湘南地域連合議長は「労働人口が少なくなる中で組合の存続や未来につなげるための活動が必要だ。引き続き地域に安心して住み、働ける環境づくりに取り組む」とあいさつ。来賓には佐藤光茅ヶ崎市長や鈴木恒夫藤沢市長、木村俊雄寒川町長、自治体関係者や国会議員、連合推薦の県議、市町議が出席した。

メーデー宣言採択では能登半島地震への支援を呼び掛けた上で、「『人への投資』を起点とした経済の好循環の実現に向けた取り組みを進めよう」と宣言。興邊実行委員長の「団結がんばろう」の三唱で締めくくった。