健康や病気、福祉の問題など、10団体以上が様々な内容を提供するイベント『港南メディカルフェスティバル2024』が5月19日(日)、港南ふれあい公園で初開催される。同企画実行委員会(開田脩平委員長)が主催。

港南メディカルフェスティバル2024は、芹が谷の医療法人みらい「みらい在宅クリニック港南」の開田脩平院長が中心となって企画したイベントだ。同クリニックでは在宅医療を行っており、終末期の患者の看取りをサポートすることも少なくない。「いきなり『癌』と言われても、交通事故にあったように困ってしまう。病気の知識や命などについて事前に知っておけば準備できるのでは」と同フェスティバルを考案した。

また、開田院長は2022年、23年と横浜青年会議所らの職業体験イベントに講師として参加。在宅医療や終末期医療の説明を小さな子どもや親子向けに行った際に、医療系職業イベントは満足度が高く、人気があることに着目し、港南区での実施に至ったという。

10団体以上参加

子育て世代の親子をターゲットに健康や病気などの課題、命の大切さを知ってもらうことなどがテーマ。横浜市医師会の「人生会議ってなーに?」、南部病院救急診療科と港南消防署による「救急車が到着まであなたはなにが出来ますか?」に加え、港南区薬剤師会、港南区医師会など10団体以上が参加。

また、発達障害や子どもの特性に悩んでいる親子を支援する非営利団体「ぱっちわーく」や、重篤な病気の子どもや家族を対象とした「横浜こどもホスピスうみとそらのおうち」などの団体が体験ブースを用意。

スタンプラリーも

フェスティバルは19日、港南ふれあい公園(港南4丁目)を中心に、港南中央地域ケアプラザ、港南つくしんぼ保育園の3会場でブースを展開する。時間は午前10時から午後3時まで。参加費は無料だが、一部コンテンツが有料。会場ではスタンプラリーを実施しており、先着700人に景品も。開田実行委員長は「多くの人に参加してもらい、健康や病気などを考えるきっかけにしてほしい」話す。